散らからない!リビング収納のコツ
皆さん、リビングは一日の始まりと終わりを過ごす、まさに「家族の司令塔」のような場所ですよね。けれど、気づけばDMや子どものおもちゃ、読みかけの雑誌、充電器…と、あっという間にモノであふれかえっていませんか?「いつもきれいにしたいのに、どうすればいいの?」と、頭を悩ませる30代女性の皆さん、ご安心ください!
今回は、そんなリビングの「散らかる問題」を根本から解決する「散らからない!リビング収納のコツ」をテーマに、実践的なテクニックと、それにぴったりの収納家具を具体的にご紹介します。
なぜリビングは散らかりやすいの?その原因と対策
リビングが散らかりやすいのには、いくつかの共通する原因があります。これを知ることで、効果的な対策を立てられます。
- 「とりあえず置き」の習慣: 郵便物、鍵、バッグなど、外から持ち帰ったものを「とりあえず」テーブルやソファの上に置いてしまう。
- 対策: 玄関やリビングの入り口付近に、「一時置き場」を設ける。
- 収納場所が定まっていない: モノごとに「住所」が決まっていないため、使った後にどこに戻せばいいか分からない。
- 対策: 「モノの定位置」を明確にする。
- 収納量がキャパオーバー: 持っているモノの量に対して、収納スペースが足りていない。
- 対策: 「モノの量を最適化」し、収納家具を見直す。
- 「見せる収納」と「隠す収納」のバランスが悪い: 生活感のあるモノまで飾りすぎて、ごちゃついて見える。
- 対策: 「隠す収納」をメインにし、見せる収納は厳選する。
これらの原因を踏まえ、具体的な収納のコツを見ていきましょう!
「散らからない」リビング収納のコツ
コツ1:モノの「定位置」を明確にする
これが最も大切なことかもしれません。「どこに何をしまうか」を具体的に決めることで、使った後に戻す場所が明確になり、散らかりにくくなります。
- リビングで使うモノをリストアップ: リモコン、雑誌、文房具、充電器、薬、ティッシュ、ウェットティッシュ、子どものおもちゃ、学校のプリント類など。
- 使う場所の近くに収納場所を設ける:
- テレビ周り: リモコン、DVD、ゲーム機などは、テレビボードの中や近くの引き出しに。
- ソファ周り: 読みかけの雑誌、ブランケット、スマホの充電器などは、サイドテーブルやローチェストに。
- ダイニングテーブル周り: 食事中に使うティッシュ、ウェットティッシュ、塗り薬などは、近くの引き出しやコンパクトなワゴンに。
- 「とりあえず置き場」の設置: 郵便物や鍵、DMなど、一時的に置いてしまいがちなものは、専用のトレイやボックスを玄関やリビングの入り口に用意しましょう。中身は毎日リセットする習慣を。
コツ2:「隠す収納」をメインにする
生活感の出るモノや細々としたモノは、できるだけ扉や引き出しの中にしまう「隠す収納」をメインにしましょう。これが、リビングをすっきり見せる秘訣です。
- 扉付きの収納家具を選ぶ: テレビボード、キャビネット、本棚などは、扉や引き出しが付いているタイプを選ぶと、中身が見えず、常に整然とした印象になります。
- 統一感のある収納ボックスを活用: オープン棚に収納する場合でも、色や素材、サイズが統一された収納ボックスやファイルボックスを使えば、見た目のごちゃつきを防げます。フタ付きならさらに◎。
- コード類を隠す: テレビや充電器などのコード類は、コードボックスやケーブルトレーを使って隠しましょう。これだけで生活感が劇的に減ります。
コツ3:モノの「総量」を見直す
どんなに優れた収納家具があっても、モノの量が多すぎれば、結局は散らかってしまいます。定期的にモノの量を見直す「整理」の習慣をつけましょう。
- 「1年ルール」: 1年以上使っていないモノは手放すことを検討する。
- 「1in 1out」: 新しいモノを買ったら、古いモノを一つ手放す。
- 「いる/いらない」の基準を明確に: 「いつか使うかも」ではなく、「今、使っているか」「お気に入りか」で判断する。
- 家族みんなで協力: 子どものおもちゃなどは、定期的に一緒に見直す時間を作りましょう。
コツ4:見せる収納は「飾る」意識で
「隠す収納」がメインといっても、全く飾らないのは味気ないですよね。お気に入りのモノや、インテリアの一部として機能するモノは、厳選して「見せる収納」にしましょう。
- 「テーマ」を決める: 飾るモノに統一感を持たせる(例:植物と自然素材、モノトーンの雑貨など)。
- 「余白」を意識する: ぎゅうぎゅうに飾らず、少しの余白を残すことで、一つ一つのモノが引き立ちます。
- 照明をプラス: 間接照明やスポットライトで照らすと、ディスプレイが一層美しく見えます。
散らからないリビングを作る!おすすめ収納家具
1. 生活感を隠す!扉・引き出し付きの多機能テレビボード
特徴: テレビを置くだけでなく、その下に引き出しや扉付きの収納が豊富に備わっているタイプ。DVD、ゲーム機、リモコン、子どものゲームソフトやおもちゃの一部など、リビングで使う細々としたモノをすっきりと隠せます。
コーディネート術:
- デザイン: シンプルで直線的なデザイン、マットな質感や木目の美しいものを選ぶと、リビング全体に統一感と洗練された印象を与えます。脚付きのデザインは、床面が見えて軽やかさをプラス。
- サイズ: テレビのサイズに合わせて幅を選び、奥行きは40〜45cm程度が一般的ですが、通路を考慮して選びましょう。
- 収納例:
- 引き出し: リモコン、文房具、充電器、爪切りなどの細かな生活用品。
- 扉内: DVD、ゲーム機本体、取扱説明書、お子さんのおもちゃ(小さめ)など。
2. 必要に応じて買い足せる!モジュール式の壁面収納
特徴: 好みに合わせてパーツを組み合わせていくシステム収納。棚板、引き出し、扉、ディスプレイ棚などを自由に組み合わせられるため、ライフスタイルの変化に合わせて柔軟に対応できます。
コーディネート術:
- デザイン: 壁に溶け込むようなホワイトやライトグレー、ナチュラルな木目を選ぶと、圧迫感がなく、空間を広く見せられます。取っ手がないプッシュオープン式だと、さらにすっきりとした印象に。
- サイズ: 天井までの高さや壁一面を有効活用することで、大容量の収納力を確保しつつ、部屋全体に統一感を生み出します。奥行きは30〜45cm程度がおすすめです。
- 収納例:
- 扉付き部分: 書類、薬箱、救急用品、使用頻度の低い季節の小物など、生活感が出るモノを徹底的に隠す。
- 引き出し部分: 書類、DM、筆記用具、電池類など。
- オープン部分: お気に入りの観葉植物、アート、写真立てなど、厳選したアイテムを飾り、ギャラリーのように演出。
3. 散らかるモノの「一時置き場」に!フタ付き収納スツール/バスケット
特徴: 座る、置く、収納するの3役をこなす優れもの。中にモノをしまえるため、急な来客時にもサッと片付けられます。
コーディネート術:
- デザイン: ファブリック素材やラタン、フェルトなど、リビングのインテリアに馴染む素材と色を選ぶ。シンプルで無駄のないデザインがおすすめです。
- サイズ: ソファの横や、窓際など、ちょっとしたスペースに置けるコンパクトなサイズが便利。
- 収納例:
- スツール: ブランケット、読みかけの雑誌、子どものぬいぐるみなど。
- バスケット: ポイポイ入れられる大きめのもので、リビングで散らかるおもちゃや雑誌の一時置き場に。使う時にすぐ取り出せるように、持ち手がついているものが便利です。
まとめ
リビングの「散らかる問題」は、適切な「コツ」と「収納家具」で必ず解決できます。大切なのは、**「モノの定位置を明確にする」「隠す収納をメインにする」「モノの総量を見直す」そして「見せる収納は飾る意識で」**という4つのコツを実践することです。
今回ご紹介した家具はあくまで一例ですが、ぜひ皆さんのライフスタイルや収納したいモノに合わせて、最適なアイテムを選んでみてください。
「散らからない」リビングは、きっとあなたの毎日をもっと快適に、もっと心豊かなものにしてくれるはずです。さあ、今日から「散らからない!リビング収納」を始めて、理想の空間を手に入れましょう!