玄関スペースに合わせた靴収納家具の「幅」の選び方


「玄関は家の顔」とよく言われますよね。毎日使う場所だからこそ、いつもスッキリと片付いた状態をキープしたいもの。でも、気づけば靴が散乱してごちゃごちゃ…なんてこと、ありませんか?

そんな玄関のお悩みを解決してくれるのが「シューズボックス(靴箱)」ですが、いざ選ぶとなると、デザインや色、高さなど、チェック項目がたくさん。中でも、設置できるかどうか、そして使い勝手を大きく左右するのが『幅』なんです!

「デザインは気に入ったけど、置きたい場所に収まらなかった…」 「置けたけど、玄関が狭くなって歩きにくい…」

こんな失敗を防ぐために、今回は玄関スペースに合わせた靴収納家具の「幅」の選び方を徹底解説!具体的な幅タイプ(30cm・60cm・75cm)を例に挙げながら、あなたの玄関にぴったりの一台を見つけるためのヒントをお届けします。

目次

なぜ靴収納の「幅」選びがそんなに重要なのか?

靴収納を選ぶ上で、「幅」がなぜこれほど重要なのでしょうか?

  1. 設置できるかどうかの大前提! 当たり前ですが、これが一番の理由。玄関の置きたいスペースの幅に収まらなければ、どんなに素敵なデザインでも置くことができません。まずは「置ける幅」であることが大前提となります。
  2. 玄関の「動線」を確保するため 玄関は、家への出入りだけでなく、荷物の搬入など、意外と動きのあるスペースです。シューズボックスの幅が広すぎると、通路が狭くなり、毎日の動線の妨げになってしまう可能性があります。特に狭い玄関では、幅の選択が快適さを大きく左右します。
  3. 「収納力」に直結するから 一般的に、シューズボックスの幅が広くなればなるほど、一段あたりに収納できる靴の数は増えます。家族の人数や靴の量に合わせて、必要な収納力を確保できる幅を選ぶ必要があります。
  4. 玄関全体の「見た目のバランス」を左右するから スペースに対して幅が広すぎると圧迫感が出てしまいますし、逆に狭すぎるとアンバランスに見えることも。玄関全体の広さとのバランスを見て、最適な幅を選ぶことで、スッキリと洗練された印象になります。

失敗しない!靴収納の「幅」の選び方 3ステップ

では、具体的にどのように幅を選べば良いのでしょうか?失敗しないための3つのステップをご紹介します。

ステップ1:設置スペースの「幅」を正確に測る!

  • まずは、シューズボックスを置きたい場所の「有効な幅」をメジャーで正確に測りましょう。
  • 重要ポイント: 壁と壁の間、あるいは壁と柱の間などを測る際、床面だけでなく、中間、天井付近の3箇所ほど測るのがおすすめです。壁が完全に垂直でない場合もあるため、一番短い箇所の寸法を基準にしましょう。
  • コンセントプレートや巾木(はばき:床と壁の境目にある部材)などの出っ張りも考慮に入れるのを忘れずに!

ステップ2:左右に「ゆとり」を持たせることを忘れずに!

  • 測った寸法ピッタリの幅の家具を選ぶのは避けましょう。設置のしやすさや、見た目の圧迫感を避けるためにも、左右に数cmずつの「ゆとり」を持たせるのがおすすめです。
  • 特に、扉が手前に開く「開き戸」タイプの場合、扉を開けたときに壁や他の家具にぶつからないかも考慮して、配置と幅を考えましょう。

ステップ3:必要な「収納量」から幅を考える!

  • 玄関に収納したい靴が何足あるか、おおよそ把握しましょう。(オフシーズンの靴は別の場所に保管するなども検討)
  • 幅と収納足数の目安(大人用の靴):
    • 幅30cm: 棚一段あたり 1~2足
    • 幅60cm: 棚一段あたり 2~3足
    • 幅75cm: 棚一段あたり 3~4足
    • (※靴のデザインやサイズによって変動します)
  • 必要な収納量と、確保できるスペースの幅、そして家具の高さを総合的に考えて、最適なバランスを見つけましょう。幅が取れない場合は、高さを活かした収納を検討します。

【スペース別】おすすめの幅タイプ提案(30cm / 60cm / 75cm)

それでは、具体的な幅タイプ別に、おすすめの設置スペースと特徴を見ていきましょう。

【スリムタイプ】幅30cm前後:わずかな隙間も逃さない!

  • 特徴: とにかく細身! ちょっとした隙間にも設置できるのが最大の魅力。高さのあるトールタイプが多い傾向。
  • おすすめの玄関スペース:
    • 一人暮らしのワンルームマンション
    • 通路が非常に狭い玄関
    • 壁と柱の間、下駄箱横などの「あと少し」の隙間
    • 補助的な収納として
  • メリット: 設置場所を選ばない。デッドスペースを有効活用できる。
  • デメリット: 一段あたりの収納数は少ない(1足、詰めて2足程度)。幅の広い紳士靴などは厳しい場合も。
  • 提案: 「メインの収納はあるけど、あと数足だけ置きたい」「一人暮らしで靴は少ない」という方に最適。まさに隙間収納の救世主です。

【ミドルタイプ】幅60cm前後:日本の玄関にフィットする万能選手!

  • 特徴: 最も一般的で、商品のバリエーションも豊富なサイズ。収納力と設置しやすさのバランスが良い。
  • おすすめの玄関スペース:
    • 一般的な広さのマンションや戸建ての玄関
    • 二人暮らし~3人家族程度
  • メリット: 程よい収納力(一段あたり2~3足程度)があり、多くの玄関にマッチしやすい。デザインや機能の選択肢が広い。
  • デメリット: 非常に狭い玄関だと、やや圧迫感が出る可能性も。
  • 提案: 「どれを選べばいいか分からない」という場合の第一候補。まずはこのサイズから検討してみると良いでしょう。使い勝手と容量のバランスが取れています。

【ワイドタイプ】幅75cm前後:収納力重視派の頼れる存在!

  • 特徴: たっぷりとした収納力が魅力。家族が多い、靴のコレクションが多い方に。
  • おすすめの玄関スペース:
    • 比較的ゆとりのある玄関
    • 4人以上の家族
    • 靴をたくさんお持ちの方
  • メリット: 一段あたりの収納数が多く(3~4足程度)、効率よく収納できる。存在感があり、玄関の主役にもなり得る。
  • デメリット: 設置にはある程度のスペースが必要。狭い玄関では圧迫感が強い。
  • 提案: スペースに余裕があり、とにかく収納量を確保したい場合に最適。これ一台で家族全員の靴が収まる可能性も。設置後の動線をしっかり確認しましょう。

(※上記幅はあくまで目安です。商品によって数cm前後します。)

まとめ:ぴったりの「幅」を見つけて、理想の玄関収納を!

靴収納家具を選ぶ上で、見落としがちだけれど非常に重要な「幅」。

  1. スペースを正確に測り、
  2. 適度なゆとりを持たせ、
  3. 必要な収納量とバランスを取る。

この3ステップを意識して、今回ご紹介したスリム(約30cm)・ミドル(約60cm)・ワイド(約75cm)といったタイプを参考にすれば、あなたの玄関にジャストフィットする一台がきっと見つかるはずです。

幅選びに成功すれば、玄関はスッキリと片付き、毎日の出入りがもっと快適になりますよ!ぜひ、あなたの玄関に最適な幅の靴収納を見つけてくださいね。


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