リビングって、家族みんなが集まる家の中心ですよね。テレビを見たり、おしゃべりしたり、くつろいだり…。でも、だからこそモノが集まりやすく、気づけばなんだかごちゃごちゃ…なんてこと、ありませんか?
「リモコンどこ行ったっけ?」 「読みかけの雑誌が山積みに…」 「子どものおもちゃが散乱して足の踏み場もない!」
そんなお悩みを抱えている方は、リビングの「収納」を見直すチャンスかもしれません。
今日のブログでは、「本当に使いやすいリビング収納」を実現するための収納家具の選び方と、毎日の暮らしが楽になる収納テクニックを、たっぷりとご紹介していきます!
ただ収納家具を置くだけじゃ、使いやすいリビングは作れません。ポイントは、「何を」「どこに」「どのように」収納したいかを考えて、それに合った家具を選び、さらに使いやすく工夫すること。
この記事を読めば、あなたのお家のリビングが、もっと快適で、もっと居心地の良い、自慢の空間になるはずです!ぜひ最後までお付き合いくださいね。
なぜ「収納するもの」に合わせた家具選びが重要なのか?
リビングに置きたいものって、本当に多種多様ですよね。
- テレビ周りの機器(レコーダー、ゲーム機、ルーターなど)
- DVDやBlu-ray、CD
- 本や雑誌
- 書類や文房具
- 子どものおもちゃや勉強道具
- 薬箱や救急セット
- ひざ掛けやクッション
- 掃除道具(ハンディクリーナーなど)
- 趣味のコレクションや雑貨
これらをすべて同じ棚に詰め込もうとすると、どうなるでしょうか?奥のものが取り出しにくくなったり、見た目がごちゃごちゃしたり、結局どこに何があるか分からなくなってしまいますよね。
だからこそ、「何を収納したいか」を明確にして、それに最適な形状や機能を持った収納家具を選ぶことが、「使いやすさ」への第一歩なんです。深すぎる引き出しに文房具を入れると迷子になりますし、奥行きのない棚に大きなファイルを立てかけるのは難しいですよね。
「見た目がおしゃれだから」という理由だけで選んでしまうと、後で「使いにくい…」と後悔することになりかねません。機能性とデザイン性、両方のバランスを考えながら、あなたのリビングとライフスタイルにぴったりの相棒を見つけましょう!
それでは、具体的にどんな収納家具があるのか、それぞれの特徴と「何を収納するのに向いているか」「使いこなすテクニック」を見ていきましょう。
【収納するもの別】リビング収納家具 おすすめタイプ紹介
1. チェスト(Chest) – 細々したものを隠してスッキリ!
- 得意な収納物:
- リビングで使う衣類(部屋着、靴下など)
- タオルやハンカチ
- 文房具、書類(クリアファイルなどに入るもの)
- 常備薬、救急セット
- 子どもの細々したおもちゃ(ブロック、カード類など)
- 充電器やケーブル類
- 使いやすさのポイント:
- 引き出し式なので、中身を隠して生活感をオフにできる。
- 奥行きや深さを選べば、様々なサイズのものを効率よく収納可能。
- 天板の上もディスプレイスペースとして活用できる。
- 選び方のコツ:
- 収納したいものの量に合わせて、引き出しの数やサイズを選ぶ。
- 引き出しの開け閉めがスムーズか(レール付きなど)を確認する。
- 浅い引き出しと深い引き出しが組み合わさっていると、収納の幅が広がる。
- 設置スペースに合った幅、奥行き、高さを選ぶ。特に高さは圧迫感にも影響します。
- 使いこなしテクニック:
- 仕切りを活用: 100円ショップなどで手に入る仕切りケースやブックエンドを使い、引き出しの中を細かく区切る。「文房具」「薬」「ケーブル類」など、カテゴリーごとに定位置を決めると迷いません。
- 立てる収納: Tシャツやタオルなどは畳んで重ねるのではなく、立てて収納すると、一覧性が上がり、取り出しやすくなります(ファイルボックス収納の応用)。
- ラベリング: 引き出しの前面や、仕切りケースにラベルを貼ると、家族みんながどこに何があるか分かりやすくなります。
2. キャビネット(Cabinet) – 見せたくないものをしっかり隠す!
- 得意な収納物:
- 本やアルバム(背表紙を見せたくない場合)
- 食器類(リビングダイニングの場合)
- 日用品のストック(ティッシュ、ウェットティッシュなど)
- 掃除用具
- ルーターや配線類(配線穴があると便利)
- あまり人に見られたくない書類やファイル
- 使いやすさのポイント:
- 扉付きなので、中身を完全に隠して、リビング全体をスッキリ見せられる。
- ホコリが入りにくいので、大切なものの保管にも向いている。
- 鍵付きを選べば、セキュリティ面でも安心。
- ガラス扉を選べば、圧迫感を軽減しつつ、お気に入りのものをディスプレイできる。
- 選び方のコツ:
- 収納したいものの高さに合わせて、棚板の高さを調整できるか確認する。可動棚だと非常に便利です。
- 扉の開閉スペースを考慮する(開き戸か引き戸か)。
- 配線を隠したい場合は、背面に配線穴やコード通しがあるかチェック。
- 中を見せたいか隠したいかで、ガラス扉か板扉かを選ぶ。
- 使いこなしテクニック:
- ファイルボックス活用: 書類や取扱説明書などは、ファイルボックスに入れて棚に並べると、見た目も統一され、取り出しやすくなります。背表紙にラベルを貼るのを忘れずに。
- 棚の中もグループ化: 棚板一枚ごとに収納するもののカテゴリーを決める(例: 上段はストック品、中段は書類、下段は掃除用具など)。
- 奥行きを活かす: 奥行きがある場合は、手前に普段使うもの、奥にストックや使用頻度の低いものを置く。奥のものが取り出しやすいように、キャスター付きの収納ケースを使うのも手です。
3. ディスプレイラック(Display Rack) – 「見せる」を楽しむ収納!
- 得意な収納物:
- お気に入りの雑貨、写真立て
- 観葉植物
- コレクション(フィギュア、ミニカーなど)
- 表紙がおしゃれな雑誌や本
- アロマディフューザーなど
- 使いやすさのポイント:
- お気に入りのものを飾ることで、リビングを自分らしい空間に演出できる。
- 扉がないため、飾っているものをすぐに手に取れる。
- 空間に抜け感が生まれ、圧迫感が少ない。
- 選び方のコツ:
- 飾りたいもののサイズや量に合った棚のサイズ、段数を選ぶ。
- 棚板の素材やフレームのデザインが、部屋のテイストに合っているか。
- 棚板一枚あたりの耐荷重を確認する(重いものを置く場合)。
- 背板がないタイプはより開放感があるが、壁の色が見えるので注意。
- 使いこなしテクニック:
- 余白を意識: ものをぎっしり詰め込まず、適度な余白(スペース)を作ることで、洗練された印象になります。「飾りすぎない」がポイント。
- 色や素材を揃える: 飾るものの色味や素材感をある程度統一すると、ごちゃついて見えにくいです。テーマカラーを決めるのも良いでしょう。
- 三角形を意識: 雑貨を配置する際に、高さの違うものを組み合わせて三角形を作るように置くと、バランスが良く見えます。
- 定期的な見直しと掃除: オープンな分、ホコリが溜まりやすいので、こまめな掃除が必要です。飾るものも定期的に入れ替えて、マンネリ化を防ぎましょう。
4. オープンラック/シェルフ(Open Rack/Shelf) – 使いやすさと見せるを両立!
- 得意な収納物:
- よく読む本や雑誌
- ファイルボックスに入れた書類
- かごやボックスに入れたおもちゃや小物
- オーディオ機器
- グリーンや雑貨(ディスプレイ要素も兼ねる)
- 使いやすさのポイント:
- 扉がないため、収納しているものが一目でわかり、出し入れが非常にスムーズ。
- 圧迫感が少なく、部屋を広く見せる効果がある。
- 収納ボックスやかごを組み合わせることで、隠す収納と見せる収納を使い分けられる。
- 間仕切りとしても活用できる。
- 選び方のコツ:
- 収納したいものと、使いたい収納ボックスのサイズに合った棚の高さ・幅・奥行きを選ぶ。(特にボックス類は購入前に内寸を確認!)
- 強度や安定性を確認する。特に背の高いラックは、転倒防止策も考慮。
- 部屋のスペースや用途に合わせて、サイズや形状(縦長、横長、ユニット式など)を選ぶ。
- 使いこなしテクニック:
- 収納ボックス/かごを統一: 同じシリーズや色、素材のボックスやかごを使うだけで、オープンラック特有のごちゃつき感を抑え、統一感のある美しい見た目になります。
- 「ゴールデンゾーン」を意識: 最も出し入れしやすい、目線から腰高までの「ゴールデンゾーン」には、使用頻度の高いものを収納します。
- 重いものは下に: 安定性を保つため、辞書や重いファイルなどは下段に収納しましょう。
- 背板のないタイプは配線に注意: オーディオ機器などを置く場合、配線が丸見えになりやすいので、ケーブルボックスや結束バンドを活用してまとめましょう。
5. リビングテーブル(収納付き) – 座ったままでアクセス可能!
- 得意な収納物:
- リモコン類
- ティッシュボックス
- 読みかけの雑誌や新聞
- コースター
- ノートパソコンやタブレット(一時置き)
- 筆記用具
- 使いやすさのポイント:
- ソファに座ったまま、必要なものにすぐに手が届く。
- テーブルの上が散らかりにくくなる。
- 限られたリビングスペースを有効活用できる。
- 選び方のコツ:
- どんな収納機能が付いているか(引き出し、棚、リフトアップ式など)を確認し、収納したいものに合っているか考える。
- ソファの高さや座った時の使いやすさに合ったテーブルの高さか。
- 収納力だけでなく、テーブルとしての使い勝手(天板の広さ、足元のスペース)も考慮する。
- デザインがリビング全体の雰囲気に合っているか。
- 使いこなしテクニック:
- 定位置管理の徹底: テーブル下の収納も「リモコンはここ」「ティッシュはここ」と定位置を決めることが重要。家族にも共有しましょう。
- 入れすぎ注意: 手軽に入れられる分、不要なものまで溜め込みがち。定期的に中身を見直し、不要なものは処分・移動する習慣を。
- リフトアップ式テーブルの活用: 天板が昇降するタイプは、ソファに座ったままパソコン作業や食事がしやすく、内部に大容量の収納スペースがあることが多いので便利です。
さらに使いやすく!リビング収納 8つの「黄金テクニック」
さて、収納するものに合った家具を選んだら、次はそれを最大限に活かすための「収納テクニック」です! これらを意識するだけで、リビングの使いやすさが格段にアップしますよ。
1. まずは「出す」!持ち物を見直す(整理) 収納を考える前に、まずはリビングにあるものを全部(あるいはカテゴリーごとに)出してみて、「本当に必要か?」「リビングにあるべきか?」を見直しましょう。使っていないもの、壊れているもの、他の部屋で保管すべきものは手放すか移動させる。これが全ての基本です!
2. モノの「住所」を決める(定位置管理) 「リモコンはテレビ台のこの引き出し」「爪切りはリビングテーブルのここ」というように、全てのモノに決まった置き場所=住所を与えます。住所が決まっていれば、探す手間が省け、使った後も自然に戻せるようになります。家族みんなで共有することが大切です。
3. 「仲間」で集める(グルーピング) 文房具なら文房具、薬なら薬、というように、同じカテゴリーのものは一箇所にまとめて収納します。「あれはどこだっけ?」とあちこち探す必要がなくなります。
4. 「使う場所」の近くに置く(動線考慮) テレビのリモコンはテレビの近く、ソファで読む本はソファの近く、というように、それを使う場所のすぐそばに収納スペースを設けるのが鉄則。使う場所としまう場所が離れていると、出しっぱなしの原因になります。
5. 「使う頻度」で場所を決める 毎日使うものは、最も出し入れしやすい「ゴールデンゾーン」(目線から腰高くらい)に。たまにしか使わないものは、少し取り出しにくい上段や下段、奥の方へ。季節もの(扇風機、加湿器など)は、シーズンオフには別の場所に保管するのも良いでしょう。
6. 「立てる」収納で一覧性をアップ 引き出しの中の書類や本、衣類、食品ストックなど、可能なものは「立てて」収納しましょう。重ねる収納よりも、何がどこにあるか一目でわかり、取り出しやすさが劇的に向上します。ブックエンドやファイルボックスが活躍します。
7. 「ラベリング」で迷わない仕組み作り 特に中身が見えないボックスや引き出しには、何が入っているかラベルを貼りましょう。自分だけでなく、家族も分かりやすくなり、「あれどこ?」と聞かれる回数が減ります。テプラやマスキングテープ、おしゃれなラベルシールなど、お好みで。
8. 「8割収納」で心とスペースに余裕を 収納スペースいっぱいにモノを詰め込むと、出し入れがしにくくなるだけでなく、新しいものが入る余地もなくなります。常に2割程度の「余白」を意識して収納することで、モノの管理がしやすくなり、精神的なゆとりも生まれます。「とりあえず」でモノが増えるのを防ぐ効果も。
まとめ:あなたらしい「使いやすいリビング収納」を見つけよう!
今回は、「リビング収納家具の選び方」と「本当に使いやすい収納テクニック」について、熱く語らせていただきました!
リビングは、家族が多くの時間を過ごす大切な場所。そこがスッキリと片付き、必要なものがサッと取り出せる状態なら、毎日のストレスが減り、もっと心地よく過ごせるはずです。
今回ご紹介した家具の種類や収納テクニックを参考に、
- まず、リビングに「何を」「どれくらい」置きたいかを見直す。
- それに合った収納家具(チェスト、キャビネット、ラック、テーブルなど)を選ぶ。
- 定位置管理、グルーピング、立てる収納などのテクニックで、さらに使いやすく工夫する。
このステップで、ぜひあなたのお家だけの「最高に使いやすいリビング収納」を作り上げてください。
完璧を目指しすぎず、まずはできるところから、少しずつ試してみてくださいね。収納が変われば、きっと暮らしも変わりますよ!