皆さんのお宅の「押入れ」、活用できていますか?特に悩ましいのが「下の段」ではないでしょうか。
「奥行きがあって奥の物が取り出しにくい…」 「ついつい物を詰め込んで、何が入っているか分からなくなる…」 「重い物を入れると、出すのが億劫…」
分かります!押入れの下の段って、広さはあるはずなのに、なぜか使いこなすのが難しいスペースなんですよね。あの独特の奥行きと低さが、私たちの収納意欲をくじいてくることも…(笑)
でも、諦めないでください!実は、ちょっとした工夫とアイテム選びで、あの「使いにくい」押入れ下の段を、驚くほど「使いやすい」収納スペースに変えることができるんです!
今回は、その秘訣として「引き出し(ドロワー)タイプの収納家具」を使った、押入れ下段の劇的改善テクニックをご紹介します!
なぜ押入れ下の段は使いにくいのか?
まず、敵を知ることから始めましょう(笑)。押入れ下の段が使いにくい主な理由はこれです。
- 深い奥行き:奥に入れた物がデッドスペース化しがち。手前の物をどかさないと奥にアクセスできない。
- 低い高さ:かがまないと中が見えず、出し入れの動作が負担になる。
- 見通しの悪さ:暗くて奥まで光が届きにくく、何がどこにあるか把握しにくい。
- 自由度の低さ:棚などがないため、空間を立体的に使いにくい。
これらの問題を一気に解決してくれるのが、今回主役の「引き出し収納」なんです!
「引き出し収納」が押入れ下段の救世主である理由
では、なぜ引き出し収納が押入れ下段に最適なのでしょうか?
- 理由1:奥の物もラクラク取り出せる! 引き出しなら、手前にスッと引くだけで中身全体を見渡せ、奥の物にも簡単にアクセスできます。もう手前の物をかき分けて奥を探る必要はありません!
- 理由2:空間を無駄なく使える! 押入れの奥行きに合ったサイズの引き出しを選べば、あの深いスペースを最大限に活用できます。引き出しを複数並べたり、スタッキング(積み重ね)可能なタイプを選べば、縦の空間も有効に使えます。
- 理由3:中身を隠してスッキリ! 引き出しを閉めれば、中のごちゃつきが見えず、押入れを開けた時の見た目が格段に向上します。生活感を隠したい方にもぴったりです。
- 理由4:分類・整理がしやすい! 引き出しごとに「衣類」「タオル」「シーズンオフの小物」「おもちゃ」など、カテゴリー分けして収納すれば、どこに何があるか一目瞭然!探し物の時間も短縮できます。
押入れ下段に最適な「引き出し収納」の選び方
「よし、引き出しを買おう!」と思っても、どんなものを選べばいいか迷いますよね。押入れ下段に使う引き出し収納を選ぶ際のポイントをまとめました。
- 【最重要】サイズ計測は念入りに!
- 内寸を測る:押入れの「幅」「奥行き」「高さ」を正確に測りましょう。特に、中にある柱(束)や敷居の段差なども考慮に入れるのがポイントです。
- 奥行き:押入れの奥行きピッタリか、少し手前に余裕を持たせるか考えます。ピッタリなら最大限収納できますが、少し余裕があると引き出しの後ろに除湿剤などを置くスペースが作れます。
- 幅:幅ピッタリのものを1つ置くか、少し小さいものを2つ並べるか。2つ並べる方が、引き出しごとのカテゴリー分けがしやすい場合もあります。
- 高さ:スタッキングすることも考え、高さを最大限活かせる組み合わせを選びましょう。ただし、一番上の引き出しを開けるスペースも考慮してくださいね。
- 素材を選ぶ
- プラスチック製:軽くて扱いやすく、価格も手頃。半透明タイプなら中身がうっすら見えて便利です。湿気には比較的強いですが、重いものを入れすぎると歪むことも。
- 木製・その他:見た目がおしゃれで、インテリアにこだわりたい方におすすめ。しっかりした作りのものが多いですが、価格は高め、重量もあります。湿気対策が必要な場合も。
- 引き出しの「深さ」と「強度」
- 何を収納したいかによって、適切な深さを選びましょう。衣類ならある程度の深さがあった方が畳んで入れやすいです。小物は浅い方が見渡しやすいですね。
- 重いもの(本、ストック品など)を入れる場合は、底がたわみにくい、しっかりした作りのものを選びましょう。耐荷重の記載があればチェック!
- キャスター付きも便利! 引き出しユニット自体にキャスターが付いているタイプや、別売りのキャスターを取り付けられるタイプも。これなら、引き出しユニットごと手前に引き出して、押入れの奥を掃除したり、普段使わないものをさらに奥に収納したりするのに便利です。
引き出し収納を使った押入れ下段活用アイデア
さあ、いよいよ実践編です!引き出し収納をどう使えば、もっと便利になるでしょうか?
- カテゴリー分けで定位置管理 「季節外の衣類」「シーツ・カバー類」「子供のおもちゃ」「防災グッズ」「趣味の道具」「書類」など、引き出しごとにしまうものを決めましょう。ラベルを貼っておくと、家族みんなが分かりやすくなります。
- 引き出しの中も仕切って使う 大きな引き出しの中は、ブックエンドや小型の収納ケース、仕切り板などを使って、さらに細かくエリア分けすると、物が混ざらず、よりきれいに整理できます。靴下や下着、小物類などは特に効果的!
- 使用頻度で配置を決める よく使うものは手前や、かがまずに手が届きやすい高さの引き出しに。あまり使わないシーズンオフのものなどは、奥の列や下の段の引き出しに入れると合理的です.
- 衣類は「立てる収納」がおすすめ Tシャツやズボンなどを畳んで重ねて入れると、下のものが取り出しにくくなりますよね。クルクル丸めたり、畳んで「立てて」収納すれば、上から見て何があるか分かりやすく、出し入れもスムーズです。
まとめ:引き出し収納で「使いやすい」押入れ下段を手に入れよう!
いかがでしたか? 押入れの下の段は、確かに最初は「使いにくい」と感じるかもしれません。でも、「引き出し収納」という強力な味方を得れば、その奥行きとスペースを最大限に活かした、頼れる収納空間へと生まれ変わらせることができるんです!
ポイントは、
- しっかり計測して、スペースに合った引き出しを選ぶこと。
- 引き出しの特性(アクセスしやすさ、分類しやすさ)を活かすこと。
これだけで、毎日の出し入れのストレスが減り、押入れを開けるのが少し楽しみになるかもしれません。
ぜひ、あなたのお家の押入れ下の段も、「引き出し収納」で見直してみてくださいね。きっと、「使いにくい」が「使いやすい!」に変わる瞬間が訪れるはずです。